船橋夜話
船橋飲食店

三番瀬が育む船橋の海の味 ホンビノスガイ・海苔・スズキ・コノシロ

東京湾に残る干潟・三番瀬は、船橋の漁業を支える海です。市の資料をもとに、ホンビノスガイや海苔、スズキ、コノシロなど、船橋で水揚げされる海の幸を紹介します。

船橋は、海の幸に恵まれた町でもあります。市によると、江戸時代には「御菜浦(おさいのうら)」として、徳川家に魚や貝を献上していたほど豊かな海だったそうです。

漁場は干潟「三番瀬」

船橋の漁業の舞台は、東京湾に残された貴重な干潟「三番瀬(さんばんぜ)」です。ここでは主に次のような漁が行われています。

  • 海苔の養殖
  • まき網漁
  • 底びき網漁
  • 貝をとる採貝漁

船橋で水揚げされた海苔や魚は、「江戸前」として市場で人気があると市は紹介しています。令和7年度の漁獲量は合計2,872トン、海苔の養殖は約230万枚でした。

ホンビノスガイ

ホンビノスガイは、底びき網漁でとれる貝です。重さを基準に選んだものが出荷されています。2017年には、千葉県の「千葉ブランド水産物」に認定されました。令和7年度の漁獲量は115トンでした。

船橋三番瀬海苔

三番瀬の海苔は、「船橋三番瀬海苔」として知られています。潮の満ち引きの差を利用した、昔ながらの支柱柵(しちゅうさく)という方法で育てられています。味や香り、甘み、口どけのよさが特徴で、食品の表示基準「本場の本物」の認定も受けています。市は、その味と香りは全国でもトップクラスといわれると紹介しています。

漁協の直売では、生のりが1月から3月の時期に限って並ぶそうです。

スズキ

スズキも三番瀬を代表する魚です。形や色、つや、活きのよさで選び、血抜きと神経抜きの処理をしてから出荷したものは「江戸前船橋瞬〆(しゅんじめ)すずき」と呼ばれます。2015年に千葉ブランド水産物に認定されました。旬は5月から10月です。

コノシロ

市のこどもホームページに掲載された令和7年度の数字を見ると、船橋の水産物で最も多くとれているのがコノシロで、2,326トンにのぼります。スズキの268トンと比べても、その多さがわかります。

このほか、イワシやカレイ、アサリ、クロダイ、トラフグ、コウイカなども船橋の海でとれる魚介として挙げられています。

どこで味わえる?

船橋産の魚介は、市内の飲食店のメニューに使われることがあります。また、漁協による直売や、移動販売車での出張販売なども行われています。ただし、季節によって扱いがない場合もあります。出かける前に、市や漁協の最新情報を確かめておくと安心です。

市は、親子向けの海苔すき体験や漁業見学、魚のさばき方教室といった催しも開いています。食べるだけでなく、船橋の海を知るきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

出典(2026年10月7日に確認)

文:編集部